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アイアムアヒーロー 20巻の感想とあらすじ 屋上のヘリをめぐる攻防

移転しました。

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19巻の発売から1ヶ月。
早くも20巻が発売されたので読みました! 

表紙が意味深です。
飛び立つヘリと、後ろにそびえる巨大なZQNの集合体
ニヤリという笑みを浮かべ、刃物を手に向かってくるクルス
クルスの対面に取り囲むコロリ隊長の一行

この20巻ではストーリーは大きく動きませんが、幾つかの新しい情報が明らかになりました。

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あらすじ(ネタバレ注意)

以下簡単にあらすじを書いています。
感想だけ読みたい方は下のほうへどうぞ。

これまでのあらすじ

噛まれることによってゾンビ(ZQN)化する現象が世界中に拡大し、正気を保っている人間はごくわずかの世界。 主人公「鈴木英雄(すずきひでお)」は、売れない漫画家として生活していたが、ゾンビ化現象で世界は一変。 ショットガンでZQNを撃退しながら生き残り、同じく生き残っている女子高生「早狩比呂美(はやかりひろみ)」と共に東京を目指して釣り船で逃走。

19巻の最後では、比呂美は自らZQNの集合体に取り込まれに行きました。

詳しくはこちらをご覧ください  

カヤックで上陸する英雄

比呂美がZQNに自ら取り込まれたこと、小田さんを殺したと言われたことについて、英雄は悩みます。自らの人生をふりかえり、逃げっぱなしだったと気づきます。 「もう逃げない」と決意する英雄。 釣り船のおじさんに銃を一丁預け、「3日間だけ待っててください」と頼んで、カヤックで東京に上陸します。英雄は比呂美を取り戻して帰ってくるつもりです。

ZQNの中の比呂美

集合体のZQNに取り込まれた比呂美。 ZQNの中は、2ちゃんねる風の精神世界になっていました。 比呂美は徐々に集合体に吸収されつつあり、同じようにZQNに取り込まれた人たちと掲示板のようなもので通信できるようになりました。 大勢がZQNに取り込まれているようですが、内部は平和なようです。 比呂美は、ZQNの中で英雄の元カノ「徹子」に会います。 徹子が持っていた英雄の記憶を見て、苦しくなる比呂美。

コロリ隊長たち

クルスの襲撃で大量のZQNに押し寄せられた「浅田くん」たちのビル。 コロリ隊長は中にいる仲間と連絡をとり、ビル内の基地に戻り、苫米地たちと共にヘリで脱出する計画を立てます。 地下の非常用電源を立ち上げ、なんとかZQNを躱し、エレベーターで屋上に向かいます。

どうしようもない男「浅田」

浅田くんは、適当な教義を作って「浅田教」の教祖となり、崇拝されようとしています。 かくまっていた生存者たちを見殺しにして、自分だけヘリで脱出し、後世の神に成るつもりのようです。しかし、巻末では苫米地たちにボウガンを向けられ、追い詰められてしまいました

感想

この20巻で、だいぶZQNの内部に取り込まれた人たちがどうなっているのか解明されました。
取り込まれた人たちの記憶は共有されるようですね。
自分の記憶が人に見られるとか非常に怖いですw
恥ずかしい記憶やら、墓場まで持っていきたい秘密の一つや二つ、みんな持っていると思いますが、それらが大公開されてしまうのは非常に嫌です。

比呂美がZQNにとりこまれに行ったのは、やはり自暴自棄になっていたことが原因のように感じました。
嫉妬から無意識にZQNを操って小田さんを殺してしまった比呂美。
自分のクズさ加減と向き合うのは辛いことだと思います。

この巻では、ZQN化してしまった人たちも意外と精神的には苦しんでいないということがわかりました。むしろ、無理して生き残ろうとする努力をしなくていい分、ZQNになったほうが楽なくらいかもしれません。そうだとしても、思考だけが残っても、身体という入れ物がないと人間としての喜びは味わえないと思います。

このZQN化はなぜ起こったのか、原因はなんなのか、クルスの正体など、まだまだたくさんの疑問があります。
そして、ここまで生き残った英雄は今後どんな運命をたどるのか、今後の展開も目が離せません。

映画の公開と合わせ、前の19巻から1ヶ月という短い期間で発売されたこの20巻。
いつもは巻末で次の巻の発売日の予告がありますが、今回はありませんでした。
21巻の発売日が判明した時には、この記事に追記したいと思います。

公式アンソロジーコミック 8TALES OF THE ZQN」と「アイアムアヒーロー THE NOVEL」同時に発売されました。

映画 アイアムアヒーロー」は今週末の2016年4月23日土曜日、ついに公開です。
キャストは英雄役が大泉洋さん、比呂美役が有村架純さん、藪役が長澤まさみさんです。
近所に貼ってあるポスターを見ましたが、R-15指定のようです。

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