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イエスタデイをうたって 1巻の感想 しくじりまくりの人生も悪くないよね!

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期間限定で無料になっていたので読みました!
他人に社会的な地位の違いから引け目を感じたり、自分が傷つかないための理由を作ったり・・・
ありがちなことですが、そこのところを丁寧に描かれているので、登場人物に親近感がわきます。 なかなかの良作でした!


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登場人物の紹介とあらすじ(ネタバレ注意)

以下登場人物の紹介と、簡単なあらすじを書いています。 感想だけ読みたい方は下のほうへどうぞ。

主人公は大学を卒業したてのフリーター「リクオ」

特にパッとしない主人公。 「特にやりたいことがなくて」コンビニでバイトしているフリーターです。 本当のところ、よく将来のことを考えていないか、「お祈り」されまくって傷つくのが怖いという理由なのかもしれません。 大学時代の友人「森ノ目 榀子(もりのめ しなこ)」に片思い中。

カラスを連れている不思議ちゃん「ハル」

高校生くらいの少女。高校は、バーでバイトをしていたことがばれて退学になりました。 いつも肩に飼っているカラスを乗せています。 しょうもないことをきかっけにリクオのことが好きになり、その想いを数年温めていました。 リクオに会いたくていつもバイト先のコンビニにやってきます。 しなこの元教え子。

死んだ想い人を忘れられない「榀子(しなこ)」

リクオの片思いしている相手。 高校教師をしています。 地元の幼馴染のことが好きでしたが、その人は6年前に亡くなっています。 でもまだ気持ちが残っているようです。 リクオの告白を「リクオとは友達でいたい」と、振ります。

しなこの好きだった人の弟「早川 浪(はやかわ ろう)」

「父の仕事の都合で」東京のしなこの学校に転校してきた浪。 本当のところ、しなこを追いかけてきたようです。 リクオとしなこが一緒にいるところを目撃し、リクオに喧嘩を売ります。

感想

全然就活しなかったらしいリクオ。
意識高い系とは正反対の性格なので、真面目に努力しているしなこに引け目を感じているようです。 これはよくわかります。

他人と自分の力量の差を実感した時に、どう自分の中で消化するか」ということは頻繁に考えることです。 男なら特にこの感覚が強いような気がします。

こんな繊細な心理描写をする作者は女性かな?でも、男性が抱きがちな感情もリアルに描かれているし、もしかして男性?とか考えながらウィキペディアを見たら、作者の「冬目景」さんは女性でした。男性の感情も女性の感情もリアルに描ける作家は少ないと思うので、素直にびっくりしました。すごいです。

ハルは作中で「ウソつきって何も失くさないけど何も手に入らないんだよね」と、リクオに話します。 「本当だな」と思いました。

私はできるだけ嘘をつかないように心がけていますが、無意識のうちに嘘をついていることがあります。もしくは醜い自分がばれそうになった時に必死に装ったりとか。
嘘ばっかりついてても前に進めないというのは真実だと思います。

名言の多い漫画でした。 いろいろ考えさせられます。
気が向いたら2巻以降も読んでいく予定です。

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