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椿町ロンリープラネット 2巻の感想とあらすじ 暁を意識するふみ

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椿町ロンリープラネットの2巻を読みました。
「ひるなかの流星」のやまもり三香先生の最新作です。
雇用主と労働者の関係の二人ですが、徐々に惹かれあっていきます。

 

(2016-4-1)最新3巻の感想を追加しました! 

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あらすじ(ネタバレ注意)

以下簡単にあらすじを書いています。 感想だけ読みたい方は下のほうへどうぞ。

これまでのあらすじ

主人公の「大野ふみ」は高校二年生。 親父が作った借金を返すために、小説家「木曳野暁(きびきの あかつき)」の家政婦として住み込みで働きはじめます。
目つきが悪く無愛想な暁は、はじめはふみを邪険に扱っていたものの、事情を知ってから徐々にふみに優しくなります。
そんな暁にふみは惹かれつつあります。 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

親父が腰を痛める

ふみの父親はマグロ漁船で稼いでいましたが、腰を痛めてしばらく船に乗れなくなりました。 つまり借金がいつも通り返せなくなるわけです。

水商売のバイト

ふみは日給1万の水商売の求人を見て、そこで年齢を偽って働くことにします。
心配をかけないためにバイトのことは暁にも秘密にします。

ふみはバイト先の先輩の「梢さん」に面倒をみてもらいます。
梢さんは34歳ですが、なんとふみのクラスメイトの「相生一心(あいおい いっしん)」の母親だ知りました。
お互いの家庭の問題を共有したふみと一心。

結局、暁が偶然に客として来店したためにバイトがばれ、「子供が似合わないことするんじゃない。帰るぞ。」と言われ、バイトを辞めることになります。
借金返済の足りない分は、暁が「いいから受け取れ」と言って給料を前貸してくれました。 ふみは暁に呆れられたと思い、気がそぞろになります。

先生(暁)を意識しまくるふみ

一心との会話で「好きな奴に迷惑とかかけたくねーよな」という言葉が出たのをきっかけに、ふみは自分が暁のことを意識していることを自覚し、ちょっとしたことで暁を意識するようになります。

ふみと暁は、お互いに共同生活からいい影響を受けているようです。暁はふみに感謝を伝えます。
ふみの気持ちは完全に恋へと変わります。

放課後買い物デート

ある日、先生と校門で待ち合わせて一緒に買い物に行くことになります。
ちょっとした言動で感情が浮き沈みするふみですが、暁と楽しく買い物をします。

暁のサイン会

サイン会が行われるため、ふみもスタッフとして参加します。 そこでも一波乱あります。
会場のスタッフ?クールビューティーな「桂さん」という大人の女性が「私と木曳野先生の仲をちょっとでも邪魔しようもんならただじゃおかないからね」と、ふみに宣戦布告します。

感想

いろいろと話の持って行き方に雑さを感じる部分もありましたが、面白かったです。
もうちょっと人に頼ることを学んだほうがいいですね、ふみちゃんは。

仕事をてきぱきとこなし、文句のつけようのない働きをするふみですが、自分勝手に判断して人に迷惑をかけてしまうところは、まだまだ高校生で精神的に幼い感じがします。 暁のぶっきらぼうな優しさと、天然ジゴロっぷりがよかったです。 なかなかいいキャラしてますね。

一心くんは、報われそうにないキャラですが、応援してあげたくなります。 思春期の時期に家庭内で問題があると、多少なりとも子どもの性格に影響が出ると思います。 一心は人の気持ちを理解してあげられる優しい男のようなので、ぜひ報われて欲しいです。

巻末でははじめてふみのライバルが登場しました。
ここまで読んできてみると、先生に彼女とかいそうにないんですが、一体どんな関係の人なんでしょうね。3巻が出たら確認したいと思います。

3巻は2016年3月25日発売予定です。

(2016-4-1)最新3巻の感想を追加しました! 

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